25/11/2025
中国滞在経験の多い人ほど、昨今の中国政府による言動に日本が過剰反応しないようにと言っている。
確かに、中国は知れば知るほどまともに相手をしたら絶対に勝てない国だと解る。
しかし、だからといって中国の傍若無人な言動を放置しておく訳にも行かない。
歴史に例えて言うなら、台湾はポーランド、そして中国はナチス・ドイツである。
圧倒的な中国の軍事力の前に、周辺諸国はその言動を下を向いて聴いているしかない。
世界の経済は安価な中国人労働者によって回っている。だが、その労働力の源泉は中国人たちが、物質的な豊かさの甘受の恩恵を知ったとき、世界は大きく変わる。
戦前の漫画で田河水泡という作家が描いた『のらくろ』という作品がある。小学生の頃に、完全復刻版のセットを買った。作品が描かれた時代背景は、太平洋戦争前夜の日本の軍拡イケイケだ。ロシア人は熊、中国人は根性なしの豚として描かれていた。時が時なら、国際問題となっていただろう。
映画、『ラスト・エンペラー』では中国人が経験した理不尽な植民地政策、そこから共産党による自治独立までの時代の移ろいを、一人そして最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の人生を通して描き出した。中国が欧米諸国、そして特に日本に対して敵対心剥き出しの国策を取るのか、理解できる。
これからの中国との付き合い方を。熟考しなくてはならない時期がとっくに来ている。田中角栄が醸し出した日中友好の機運は、両国がそれをその時代に求めていた産物でしか無いのだろうか。
現代の日本の政治家たちは、この危険水域を切り抜けるだけの叡智を持ち合わせている事を願う。
中国に対する包囲網を主導できるのはもはや米国しか居ない。広大な国境をシェアするロシアには、もはやそんな影響力は残っていない。しかしながら、その肝心な米国も新たな内政重視の政治的な舵取りで、米国民の関心は薄れている。
中国の海洋進出に歯止めを掛けることも出来ず、日本の国土でありながら、台湾や中国本土に近すぎる尖閣諸島の領有権を日々侵され、沖縄の米軍基地もいざとなれば攻撃対象として公言する中国に、どのような手を打つべきなのか。
日中関係はもとより、世中関係の行く末に暗雲が垂れ込めている。
中国大使館が高市首相の台湾有事発言に猛反発、X投稿で批判殺到 高市早苗首相が国会答弁で、台湾有事の最悪のケースとして日本の存立危機事態に言及したことを受け、中国側が反発を強めています。 これに関連し、駐日...